RMZ
●安全性
RMZ素子は一定の電圧以下では設定以上の温度を発しません。局部集中や異常発熱もなく、発火、発煙の危険もありません。一面導電、他面絶縁が可能で、漏電などの問題を容易に解決。絶縁体は、発火防止補助材として応用が可能です。耐湿性、耐酸性、耐アルカリ性に優れ、使用環境、応用範囲が広いことが特徴です。
●環境適応
キュリー点が高く、温度上昇が早いという特性を持っています。面状発熱体でありながら、均一に発熱し、温度の拡散率が高いのが特徴です。低電圧でも温度上昇が速やかで、熱拡散率にも優れています。低圧下で大電流の流れを防ぎ、3V〜220Vの動作電圧下では、容易に小型軽量化された電熱応用製品の商品化が可能です。
●経済節約
従来の電熱素材に比べ、使用電力が少なく、電気ロスを低減し、効率のよい発熱をします。高い熱伝導率で効率の良い熱エネルギーなので節電効果の高い発熱素子です。従来の発熱体と異なり、通電直後から温度上昇を開始し、安定した温度を電圧降下するまで持続するので省エネルギーによる長時間の熱源として利用できます。Type RC:形状自由度が高く大きなエネルギー出力を得られるため、オーブンやヒータ、熱交換式の冷蔵庫等に使用されます。
Type RC
絶縁介在物にセラミックを使用した発熱素子です。構造上形状に規定がありません。そのため、さまざまな製品へと応用化することが出来ます。簡単な構造になっていますので、安全性、耐久性に優れ、負荷集中や以上発熱の心配はありません。Type RCは、600℃までの加熱、保温、恒温装置に適しています。通常の電熱線と比較して消費電力を約30%カットでき、小型軽量化、小電力化を実現できます。
Type RW:線状素子の特性から繊維製品に組み込むことに優れた適正を示します。ウォーマーグローブ、ベビーシートウォーマー、ウォーマージャケット等に使用されます。
Type RW
カーボン繊維を主体とした発熱素子です。Type RWは、その用途と使用温度に応じて、3種類の絶縁介在線の中から、最も適したものを選択することが出来ます。グラスファイバー線タイプは300℃、テフロン線タイプは200℃、PVC線タイプは80℃までの加温、保温、恒温が可能です。いずれもニクロム線の発熱素子と比べて30%以上の熱交換率の改善が期待できます。また、PVC線はUL合格品として認められています。その材質は非常に柔軟で、様々な製品への応用が可能です。
また、Type RWは2007年にS-JETの認証を受けています。
また、Type RWは2007年にS-JETの認証を受けています。
Type RS:比較的大きな面積をようする物に適します。また、出力温度が低めのため、直接肌に触れるような安全性を求められる製品にも適しています。クッションウォーマー、フットウォーマー、ペットウォーマー、ティッシュウォーマー等。
Type RS
絶縁体介在物にテフロンを使用したフィルム状発熱素子です。フィルム状なのでその用途は非常に幅広く、従来の素子に比べ汎用性に優れています。平面的なものはもちろん、立体的な物へもType RSを内蔵することが可能です。また、TypeRSは、最高温度200℃までの極端な高温を要求しない加熱装置、保温装置、恒温装置を小型軽量化し、省電力、低ランニングコストをご提供することが出来ます。